イカス音楽の生まれる所には、これまたイカス食い物がある。
ニューオーリンズの地にガンボ、大阪に粉モンと音楽と食は常に密接な関係の中に成り立っている。
このWEBをご覧の方々の中には既にお気づきの方も多いと思うが、先輩方の数々の記述の中に現れる
「天恒(てんつね)」こそ愛大豊橋校舎卒の我々にとってのソウルフードではなかろうか?
私(S58年入学)の在学中に多分、天恒は閉店となってしまっているはず。
その後、学生からの熱望によってなのか四軒隣の喫茶A-One(エーワン:ここのお爺ちゃんが良くフォーク研の練習を見に来ていた。)
で「A-Oneライス」(\500-)なるメニューとして復活するも短命に終わってしまった。
「A-Oneライス」はお皿に盛った飯の上に「天恒」(以降表記を"ツネさ"とさせて頂く)と同様、
ほとんどが粘りけの強い粉で1a〜2a角のイカの切り身が運が良いと5〜7切れ程入った天ぷらを甘辛い味のダレをかけて、
トッピングはカイワレが乗っていた物だった。
幾分オシャレにはなった物の\500-では学生は飛び付かなかった事が敗因であろうか?
ソウル・フード、ジャンク・フードの類は学生の生活に根を張る為には値段が安い事が必須となる。
喫茶店で\500-の価格が原価的に適正だとしたらツネさでの\250-と言う天丼の価格は血の滲む様な経営努力が慮れないだろうか?
昔話はさて置き、兼ねてから愛大軽音のイベントの話題が数年前からチラホラ出る様になった時に是非、
呼び物の一つとしてあのツネさの味を一夜限りでも復活できない物か?と提案してきました。
折りしも平成21年を迎えた今年、その提案が鬼より怖いKingOf部長のローレル竹内氏の認可を頂き実施の運びとなりました。
また、発起人の土井先輩、高橋先輩、雄三郎先輩のご支援を頂けた事を感謝いたします。
実際に調理にあたっては「国境なき主婦団代表由佳子姐」のご協力、調理の依頼については由佳子姐の
妹宅での大衆演劇調 永平寺入門の儀式さながらの「ローレル師匠、玄関土下座」に熱き情熱(パッション)を賜りました事を感謝申し上げます。
今後、当日までの間に度重なる試食を繰り返し「あの味」を追及し2月15日(日)には数両限定ではございますが、
会場へお越しの皆様にご提供できればと考えております。
今後の試食の結果他、味を極めるプロセスは逐一本ホームページにて公表させて頂きたいと思います。
◆行って来ました!「伝説の天丼」試食会 2009.2.1(sun)
最近、軽音一熱い男と各方面からの評価の高い“モンゴル高橋”こと我らのタカ兄ィと待合わせすると必ずと言って良いほど 怒られるのは気のせいか? 今日もロレアル氏を自分の愛車ランボルギーニ・カウンタックLP400ウイングなし・黄色に乗せ待合わせ場所に赴いた。 冗談で「タカ兄ィ、きっともう一時間も前から待っててイライラしてますよ。(笑)」なんて会話しながら車を走らせた。 待合わせ場所のセブンイレブンの駐車場が見えてくると見覚えのある黒いフェラーリが・・・。 WEBデザイナーとして荒稼ぎした金と引き換えに男のアイデンティティとして手にした黒いイタリア車。 ハンドルを握る手に汗をかいた。 黒い鉄の馬から咥えタバコで降りてくるポール・ロジャース似の男は、明らかにイライラしている様子だった。 軽く腕を小突かれて今日の制裁は済んだ。 ROCKINN当日の俺より2年上の先輩達が受けるであろう「あの儀式」に比べたらかなり柔らかな物だった。 と言う事で行って参りました。試食会へ。
我らの夢のソウル・フード「天恒の天丼」は通されたラサ宅のキッチンでどこぞの建前の餅投げの時に拾ったであろうタオルを 頭に巻き、熱い男に応えるべく天麩羅を揚げるあの女達「ユカコ姉妹」によって供された。
張詰めた空気の中、勝負である。「女が男をモノにする時、やはり決定打となるのは“メシ”と“身体”だ。」と言うタケウチ氏の 持論の通りに言えばこれも勝負である。 寡黙に食う、突如「これは違うっ!!」沈黙を裂くMr.フレグランス。 左側に直立不動の姉妹。対角で見守る俺には息を呑むコマ送りの映像・・・。
「作り直し」「食う」「作り直し」「食う」を繰り返し戦う男と女。(上右はただ、ひたすら「喰う男、安藤“自分を美化”ノリヲ氏)
2月15日(日)には皆さんにお届けできます。準備の都合上 限定数約50食 (但し、材料代程度の代金をお願いいたします。ご祝儀歓迎です。)