大沢さんのこと

〜ROCK INN.を支えたGENTLE GAIANT〜

 このイベントを開催するにあたって、絶対に忘れてはならないことがあります。
すでに一部の方には告知をいたしておりますが、今回のロックインの開催趣旨は、
我が軽音楽部の魂の源流であるバンド、“ON”のベーシスト、

   GENTLE GAIANTこと故大澤正彦さんのTRIBUTE LIVEであること・・。

 大澤さんを知る仲間内では、以前から大澤さんに因んだイベントを計画しよう、
やるならロックインしかない、ロックインをやるなら大澤さんに感謝するイベント
として計画しようという考えをもっておりました。バンド相関図からも判るように、
今に続く軽音楽部の流れを作ったバンドが“ON”であることは誰もが認めること
と思います。テクニック、実績は他の追随を許さず、私が高校生の時に初めて観た
“ON”はとにかく、凄い、うまい、音がでかい、カッコいい(ルックスではない)
でした。当時フォークソングにしか興味がなく、ロックバンドを避けるようにして
いた私でも、このバンドのポテンシャルの高さに驚愕したことを覚えております。
その昔、名豊ミュージックにスタジオがあったころ、私はそこに入り浸っており
そこで“ON”のメンバー、特に永田さん、カズシさんは、お話をさせて頂きました。
その後、軽音ゆかりの人、(大石さん)からバンドに誘われ大学も軽音に入るために
愛大を選びました。そして、軽音の部室で観た大澤さん、永田さん、まさよしさんの
トリオの演奏にもぶっ飛んでしまいました。
ドラムとベースのうねりに永田さんのギターがグワン、グワンにからんで、スンゲー、カッコいいのです(ルックスではない)
音源があったら是非にでも聞きたいものです。そんなバンドの中で、大澤さんは本当に穏やかな物腰の方で
(他の二人がCRAZYな訳ではないですよ、くれぐれも誤解のないよう)
いつも私たちに気さくに接してくださいました。
特に昔は旧軽音の部室でポプコン用の曲等を大澤さんが器材を持ち込んで録音をしておりました。
私たち一年生はそのお手伝いをさせていただき、なんかプロにでもなったような気分を味わいました。
録音となれば、みんな結構ぴりぴりして、ちょっとしたミスでぎくしゃくする所を、

「まあ、まあ、録り直せばいいじゃん。!」てな具合で、収めてしまう。

大澤さんが言うからみんな納得する。。
とにかく、私の知っている限りでは、大澤さんが怒っているところを見たことがない。
そんな、心やさしい巨人、GENTLE GAIANTでした。
 軽音関係者の皆さん、
ロックイン当日はライブを楽しむことはもちろんですが、
私の知らない大澤さんの話を是非教えてください。
私は大澤さんを知らない後輩達に、こんな心やさしき先輩、
そして凄いベーシストがいたこと、
大澤さんが標してくれたSPIRITを伝えて行く使命があると
思っております。でもこんなことを言っていると、
きっと大澤さんは天国で、

 「竹内、そんな堅いこと考えずに、みんなで楽しんでやればいいよ。
   でも、俺も混ぜてな・・。」

 なんて、言っている声が聞こえるようです。
 今回、大澤さんとは幼なじみの、そして一番身近で歩んできた“ON”のもう一つの支柱、
永田タカシから、直筆のバンド相関図※1の“ON”の系譜と大澤さんに宛てた詩を掲載します。

 大澤さん、やすらかになんて言わないよ。降りて来て一緒に演りましょうよ!!

LOWELL TAKEUCHI
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